ウォーハンマー40K

其処は戦争だけが残された苛酷なる暗黒の遠未来

Space Marine Heroes

「敵弾確認!」

ブラザーサージェント・セヴァストゥスは、砕けた彫像の瓦礫の山に身をかがめた。彼は一斉射撃の炎と轟音によって瓦礫と化した広場を一瞥し、周りに向けて大声で叫んだ。彼の周りでは部下たちが、呪われし大逆者たちがオバール二世の冬の大聖堂にあけた大穴に向けて、最後の突撃のための準備を整えている。銃は再装填され、戦いの聖言が詠唱され、来るべき大虐殺へ備えていた。空気にはコルダイトと砕けた岩の塵が満ちている。そこに流血の匂いが加わるのは時間の問題だろう。

「17体の生命反応、歩行戦闘機械が1機」、ブラザー・ドロールが通信機からアウスペックの情報を伝えた。「いささか厄介であります。」

セヴァストゥスは自らのチェーンソードを空ふかしすると、ブラザーキャプテン・タッサリウスと目線を合わせた。伝説の戦士は厳粛な決意を表情にこめ、重々しくうなずいた。

「彼奴らめに!」セヴァストゥスは叫んだ。「皇帝陛下の御名において突撃!勇気と栄光を!」

セヴァストゥスは瓦礫をやすやすと飛び越えて遮蔽物から飛び出した。同胞たちもまた歓喜の声を轟かせ彼の後に続いてゆく。タッサリウスはすでに数歩先を進み、パワーソードを振りかざし、プラズマピストルを明るく輝かせた。ブラザー・カストールとティトゥスはお互いの側面をかばい合い、敵弾を避けながらボルトガンを乱射し、敵に破壊された大聖堂の胸壁を目標に進んでいった。

異端者であるクリムゾンスローターの、血の色に似た塗装が施されたアーマーが十字砲火の光で浮かび上がる。3人が遮蔽物ごと吹き飛ばされ、別の1人はカストールの正確な射撃で頭部を狙撃された。その後、ブラザー・トライアドのヘヴィボルターが轟音をとどろかせ、ボルト弾の爆発が、ロックリートの壁そのものを粉砕してゆく。プロメトールのプラズマガンは最大出力射撃により、銃から太陽のように明るい輝きを発し、高温のプラズマ火球が甲高い発射音とともに解き放たれた。火球は、異端者の胸部に直撃し、その胴体を赤い蒸気の雲へと蒸発させた。

飽和射撃の破壊の嵐は、タッサリウスに一飛びで距離を詰める隙を与えた。 ブラザーキャプテンがケイオス・スペースマリーンに雄牛のように襲い掛かる様をみて、セヴァストゥスは称賛の微笑みをうかべた。キャプテンのパワーソードは3人目の大逆者の首を斬り落とし、その角を持つヘルメットは血の円弧を描いて大地に落ちていった。しかし、間もなくサージェントは、タッサリウスへと巨大なヘルブルート、すなわち強力な戦士と地獄の戦闘機械が融合した金属の野獣が襲い掛かるのを目の当たりにし心臓を凍らせた。

「キャプテン!敵です!」

「雑作もない。」タッサリウスは素早く身をかわし、プラズマピストルから致命的なエネルギー弾を発射した。ヘルブルートは頭の半分を失い、タッサリウスがさっきまでいた場所に、巨大な握りこぶしを空しく振り下ろした。

セヴァストゥスは、ヘルブルートの顔であった溶けた塊にチェーンソードを突き立てるため、崩壊した柱を3歩で駆け上がった。 そのアダマンチウムの牙が骨と破片を盛大にまき散らす。セヴァストゥスは倒れる機体から飛び降り、すかさず両足を広げバランスをとった。ブラザー・レムスのミサイルの1発が目標に命中する。タイミングは完璧だった。クラックミサイルは獣のような歩行機械を転倒させ、その轟音は、セヴァストゥスの耳をヘルメット越しですら震わせた。サージェントは歯を食いしばると、グラブピストルの一撃を放つと、巨大な金属フレームは自らの重さで皺くちゃの塊と成り果てた。

セヴァストゥスは、大逆者どもの部隊が迫りくる様を見据えた。ぎざぎざのナイフが閃き、ボルトピストルの銃口から銃火がほとばしる。銃撃が彼の肩に弾け、衝撃で彼は一歩後ろに下がった。その衝撃の多くは彼の肩部装甲によって吸収され、激しい痛みは彼の強化された生化学的反応によってすぐに消え去った。他方、タッサリウスは強打を受け、半分崩れ落ちた手すりに叩きつけられた。セヴァストゥスは、大逆者の一人が横からとびかかった時にすでに身をかわし、ブラザー・ガルスは塵に満ちた空気を切り裂いて突撃し、1つのターゲットにボルトガンとピストルの銃撃が同時に撃ちこまれた。

ガインは背後を振り返り、ボルトガンを胸元に抱え、グレネードを投げようとしているケイオス・スペースマリーンに正確に照準にとらえて発砲した。それは大逆者の力を失った指から離れ、他の大逆者どもの方へ転がってゆく。しかし、彼等は肩部装甲を向けその爆発を防いだ。セヴァストゥスはマクラーグの栄光が彫り込まれたチェーンソードを振りかざし、最も近い敵に突撃した。悪鬼のような敵は、不自然なほどの素早さで体をかわすと、セヴァストゥスの脇下にコンバットナイフを繰り出す。この刃は装甲の薄い部分を貫通し、セヴァストゥスの肉体に食い込み、不浄な棘を胸に突き刺した。サージェントは胸部に不快な衝撃を感じ、「皇帝」の救いの手を願わずにはいられなかった。

ブラザー・アエトールのコバルトブルーのアーマーがセヴァストゥスの視界にうっすら見えたかと思うと、彼のコンバットナイフが大逆者の手を手首から斬り落とした。セヴァストゥスは瞬時に正気に返り、大逆者の顎にひじを打ち込んだ。アエトールは左にフェイントをかけると、軽く身をよじり大逆者の眼球に刃をねじ込み(ナイフの戦いでは効果的な攻撃なのだ)、同時にセヴァストゥスはグラブピストルの台尻で敵のもう1本のナイフを叩き落とす。彼は頭に強い痛みを感じ、白兵戦のダメージから回復する間もなくよろめいた。呼吸のたびに、口の中に血の味が広がる。さらに悪いことに、6体以上の敵が血と殺戮に飢えた魔狼のように近づいてきたのだ

その刹那、フレイマーの炎が敵の隊列に放射された。カリストゥスが彫像の背後から空気すらも焼き焦がす炎を放ったのだ。炎は死を呼ぶ大輪の花を咲かせ、2体のケイオス・スペースマリーンをくすぶる灰の山と化した。すかさず、ブラザー・ヴァニアルが歩み寄ると、炎の中にフラググレネードを投げ込んだ。それは炎に目がくらみ対応する余裕を失った大逆者どもの足元に転がった。セヴァストゥスは彼の闘争本能を目覚めさせ、爆発にうろたえるケイオス・スペースマリーンのただなかに斬りこみ、窒息しそうな爆煙の中、彼らの四肢をずたずたに切り裂いた。しかし、いまだに真紅の影が廃墟の中に見え隠れしている。

セヴァストゥスは、彼の傷口の周りで血液がすでに凝固しているのを感じた。純粋なアドレナリンが急激に痛みを和らげている。彼は微笑むと、今一度、自らのチェーンソードを握りしめた。 そう、この日こそは栄光に満ちる日となるだろう。

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